野菜と果物の価格
野菜や果物といえば毎日の食生活に欠かせないだけに、価格の変動にはたいへん気になるものです。野菜や果物の価格は生産量のわずかな変化で大きく変動するという特徴を持っています。中には生産が1割減っただけで、価格が5割以上も上がってしまうことがあります。これは、需要量が価格の動きによって弾力的に変化しないこと、また気象条件の変化などを受けやすく、需要に見合った生産量が確保できにくいことによります。野菜や果物の需要と価格の関係は、他の贅沢品などには見られないもので、ある程度は避けがたいものです。最近では四季を問わず、いつでも店頭に時季外れの野菜が並んでいるといった周年化が進んでいます。こうした周年化は、ハウス栽培などの普及によるもので、ハウス栽培ものは、季節に応じた通常の生産よりも資材費や燃料費のコストがかさみ、周年化といえども、端境期には生産量が少なくなるため価格変動が起きやすくなります。消費の面ではというと野菜や果物は毎日少しずつ多くの種類を買う、少量多品種買いという性質があり、そのため流通経費がかさみます。小売価格の4割から7割程度が流通経費で、生産者価格を上回っています。そこで流通の合理化、効率化を図るために卸売り市場の整備をはじめ、産地直結による流通マージンの節減などが進められています。消費者もはしりものを珍重したりせず、味が良く値段の安い旬のものを買い、形と味の関係ないものは形にとらわれず安いものを買う習慣を身に付けたいものです。
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