コピー食品
缶詰のカニの脚そっくりの練製品が人気を呼んでいます。見た目ばかりか、カニ肉のせんい状に形成されていて、カニの風味が加えてあります。この製品の製造は年々増加しており、欧米などにも輸出されており、サラダなどに使用されているということです。このように実物に似せて造られた食品をコピー食品と呼んでいますが、コピー食品の対象となる食品は当然のことですが値段の高いものに限られています。カニ脚以外にもシシャモに似た魚の卵を固めて作った数の子。サラダ油を海藻から採取して多糖類で包んだイクラ。ランプフィッシュの卵巣に黒や褐色の色素を加えたキャビア。これはカナッペなどに使用するとパンに色が着くのですぐに本物と区別できます。また、これと同じ手法のエビ、カニ風味と呼ばれているものがありますが、これは、カペリンの卵にエビやカニの風味を加えたものです。この他にもスケソウダラのすり身を主原料にしたホタテ貝柱などがあります。これもカニ脚同様にせんい状をなしていて、かなり本物に近いものになっています。コピー食品は、水産物が主になっていますが、畜産物として植物油とカゼインで作るアナグロチーズ。乳脂肪以外の脂肪を固めたフイルドミルク。ファミレスなどで使用されているくず肉や横隔膜をバインダーで固めた成形牛肉などがあります。また、農作物としては、西洋わさびの乾燥粉末に辛子粉を加えた粉わさび。このほか、コンビーフやハンバーグなどの増量材として、小麦粉グルテン、大豆タンパクなどが使われており、コピー食品は身近なものとなっています。
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