有機農産物認証制度

1999年に食品表示の国際基準を決めるコーデックス委員会が有機食品の国際規格を決定しました。それにより日本でも2001年より有機農産物の認証制度が完全実施されました。その背景には消費者の健康と安全志向、環境保全運動への高まりがありました。有機農産物は、1996年の青果物特別表示ガイドラインの改正で、厳重に規定されています。例えば有機農産物とは、農薬や化学肥料を使用しない栽培方法により3年以上経過した土地で、堆肥などで土作りをした土壌で生産した農産物をいいます。農家が有機認証を受ける場合は、田畑の見取り図や、田畑に水を引く水路の見取り図、有機肥料の成分表、土壌の改良材など、必要な書類を作成して認定機関に提出します。そして認定機関の書類審査が通ると検査員が現地に来て実地検査します。しかし、認定機関の検査員が第三者の目で肥料の原料作りから、最終生産ラインまですべての工程を科学的な基準で見通すことは不可能といえます。ある認定機関では基本料金は5万円で田畑は5か所から10か所で5000円と負担金が加算されます。それ以外にも出張費、宿泊費などがすべて農家の負担となります。しかも翌年から毎年、監査費用も掛ります。日本の夏は高温多湿で雑草と病害虫の被害も多く、化学肥料も除草剤も使えないとあっては多くの農家は二の足を踏みます。そのために商品に有機のラベルが貼られると2割から3割も高く売れます。

食品食材

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