トレーサビリティ
トレイスは足取りや足跡、アビリティは可能性という意味の英語です。BSE問題が社会的に大きな問題となった2003年に、いち早く制定された牛肉トレーサビリティ法も食品の出所や足跡を一般の消費者にも明確に見極められるようにという願いを込めて作られたもので、すべての牛の出生時に固体識別番号を付けることが義務化されました。これによって、1頭1頭の牛について、生まれ育ちの履歴や衛生管理の実績などを含む全情報が追跡できるようになりました。そして翌年の2004年には店頭で販売される牛肉にもすべて識別番号を付けなければならないことになり、一般の買い物客にも簡単に見分けられるようになりました。その後も牛肉ばかりだけでなく、私達の食卓にのぼるあらゆる食品にもトレイス可能な識別番号が付けられるようになり、食品の安全性や信頼性などを判断する上で重要な目安となりつつあります。しかし、依然として一部のモラルのない業者のせいで粗悪で危険な食品が出回ってしまう事件が頻発しており、トレーサビリティ制度のさらなる厳格化が早急に求められています。
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