着色料
食物にはそれ自身が持っている固有の色があります。その色が変われば別の物か腐っているかが分かります。しかし、おいしい食物は必ずしも味だけではありません。香りや色も大切な要素です。そこで着色料が登場しました。今日では着色料はすっかり食生活に溶け込みましたが、着色料は19世紀にタール色素の登場により出現しました。安価で、しかも少量でよく染まるからです。しかしタール色素に強力発ガン物質であるベルツピレンが分解したような構造のベンゼン環を含んでいることが発見されて以来、タール系色素に関連する色々の色素と発ガン性の因果関係が次々と明らかにされるようになりました。このようなことで現在食品衛生法によって使用基準が設けられ、許可されているのは11種類のみとなりました。この中で最も多く使われているのは黄色4号で半分を占め、逆に緑色3号はほとんど使用されていないといわれています。タール系を使った食品を食べると発ガンとの関連をすぐに心配しますが、タール系着色料は口に入れても体内で消化、吸収されないで便といっしょに排泄されるから心配ないという人もいます。しかし自然なものを自然な色で食べる方が良いにこしたことはありません。加工品などは表示されているのでよく注意して買いましょう。バターにはバターイエローを、たくあんにはオーラミンを、サクラエビや赤い菓子にはロダミンBを、グリーンピースの緑色にはマライトグーンなどが使われています。
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