遺伝子組み換え野菜
遺伝子を組み換えて生産した大豆やとうもろこし、じゃがいも、菜種が日本へ輸入され、豆腐や醤油、味噌、食用油などの様々な加工食品の原料として使われています。厚生労働省は、遺伝子組み換え野菜が今までと違っている部分、つまり組み込まれた細菌の遺伝子とそれが作り出すタンパク質を調べ、それが安全だと判断すれば遺伝子組み換え野菜は、今までの野菜と実質的同等と考え、安全な野菜とします。しかし、遺伝子を組み込んだことにより野菜の中に予測し得ない有害物質や、アレルギー物質が生み出された場合、それを監視することは不可能と警告する科学者もいます。今までの品種改良といえば種の壁の範囲内で行なわれてきました。たとえば新しい大豆といっても、その中にある遺伝子は大豆の遺伝子だけでした。それに比べて遺伝子組み換え野菜は、根本的に違う品種改良法なのです。また、遺伝子組み換え野菜が一般の田畑で栽培された場合、普通の野菜と交配して生態系に影響を与えるという問題もあります。デンマークの国立研究所では除草剤耐性の遺伝子組み換え菜種が、近縁の雑草と交配して雑草が除草剤耐性を獲得したと確認しました。これによって自然界に存在しない雑草が徐々に生態系に広がって行く危険があると懸念されています。
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